常にいつも寝不足状態です。
とくに30代になってから輪をかけて睡眠の質が低下したようで、日々老いていく己と向き合っている今日この頃。
このブログでも「睡眠」というカテゴリを設けているくらい、睡眠力が低いわたしですが、最近ようやく向上してきたのでご報告。
改善するために試したことがいくつかあるので、睡眠の質が低い人には参考になるかもしれません。
- 以前の睡眠について
- よく眠れなかった原因はマットレス
- 初心に戻ったマットレス選び
- 日本ベッドって知ってますか?
- 家具屋さんでいろんなベッドを試してみた
- 日本ベッドのシルキーシフォンに決めた
- シルキーシフォンを値段交渉したよ
- 1日当たり23.3円
- 我が家にシルキーシフォンが届いたよ
- シルキーシフォンで7日間寝てみた感想
- これからベッドを買い換えたい人にアドバイス
- 追記(2020年12月9日):4ヶ月間使った感想
以前の睡眠について
こちらの記事にも書いていますが、とにかく寝入りが悪い。悪すぎる…
まとめると
- とにかく入眠するまで時間がかかる
- 睡眠中に何度も目が覚める
- トイレに3回行くこともよくある
- 仰向けで寝るのがとにかくしんどい
- 横向きで寝ると巻き肩になって息がしづらい
- 朝起きたら身体が痛いし疲れている
さらに、つい2週間前からは寝ると身体がつらいから寝たくないというところまで来ていました。
よく眠れなかった原因はマットレス
身体がしんどいので整体に行って、マッサージや本格的な骨格調整をやってもらうことが多いのですがついに先日先生にもこんなこと言われました。
めっちゃうまい整体の先生に「もう調整できないくらいヤバイレベルに身体が硬くなってるから、とりあえずベッド買い換えてください」と言われました💦
— どちM (@dochi_m) 2020年7月22日
私もそう思ってたので、コロナ感染予防して明日買いに行ってきます。
うすうす…いや、めっちゃ分かっていたんだけど原因はマットレスでした。
5年位前にマットレスを買い換えていまして、実は初日から合わないなーと思っていたのです。
つまり5年間ずっと身体に合わないマットレスを使っていたことになります。
この5年間にも何度かベッドで寝るのがしんどいことがあって、そういう時はソファで寝ていました。
引っ越しのタイミングで硬いソファに買い換えてからというもの、逃げ場がなくなりもったいないからと我慢し続けた結果がこれですよ!
わたしはロングスリーパーなので1日の睡眠時間は8時間欲しいタイプです。
一昨年の冬に本格的に自律神経やられてしまったこともあり、睡眠時間が6時間きると心臓が痛くなったり動悸がしたり手が震えたりと、悪いことだらけです。
そんなことがあってもだましだまし仕事に行ってましたけど、本当に効率が下がるしいいことなんてひとつもありません。
よく見かける言葉ですが、1日8時間眠りたいタイプの人間は特に「人生の3分の1が睡眠時間」なわけで、そこに注力しないのはまさしく「人生損してる」レベル。
というわけで、ついにマットレスを買い換える決意をしました。
初心に戻ったマットレス選び
腰痛もちの母親から「硬い方が腰にいい」と聞いていたので、いままで買ったマットレスはどれも”かため”のものでした。
だがしかし、先日の整体の先生にどんなマットレスがいいかと相談したところ私の身体の特徴からいうと
- 小柄で体重も軽いので普通よりは柔らかめ
- 柔らかすぎると腰が痛くなりそうなタイプなのでほどほどの硬さのもの
- 低反発だと起き上がるとき変な力を入れてしまうので、低反発すぎないもの
ということでした。それを参考に、いろんなブランドのマットレスを調べたり口コミやレビューを読んで勉強しました。
そこで発見したのが、
「硬い方が体にいい」というのは間違い
なぜだか分からないけど、硬い方が良いというのがまちがった認識として広まっていたらしいのです。
確かに、わたしは身をもって「硬いベッド=しんどい」を痛感しているのです。
スポーツ選手の〇〇さんもおすすめ!みたいなうたい文句でつられてはいけない
私なんかは身体も軽くて筋肉もないのだから、感じ方が違うんですよ。
Aさんに似合う服装が私にも100%合うわけないというのと同じです。身長や体重、筋肉の付き方や体の柔らかさとかいろんな条件が絡むということです。
そんなの当たり前の事なのに、レビューの良し悪しで決めようとしていたのも間違った考え方でした。
スプリング数で寝心地が決まるわけでもない
ポケットコイルの並び方や個数なども比較してみたものの、それだけでは自分に合った寝心地は決められないということも分かりました。
というのもコイルの他に、表面的な詰め物の方さも好みを左右する重要なポイントなのです。
日本ベッドって知ってますか?
とはいえ、今回調べたことで新しい発見もありました。
有名どころでいえば、シモンズとかテンピュールとかは知っていたのですが「日本ベッド」というのがありました。
なんだか「日本」ってついていると、日本人の身体に合っているんじゃないかという期待が強まりました。
日本ベッドは創業1962年で、日本で一番老舗のベッドメーカーだそう。なにやら調べていくと、帝国ホテルや星野リゾートなどのホテルでも使われていることで最近人気がでているとのこと。
確かに、ホテルのベッドって結構寝心地がいいですよね。
とくに、日本ベッドではシルキーポケットとシルキーシフォンというのがとても人気だそうで、シルキーシフォンは星野リゾートでよくつかわれているそうです。
わたしは星野リゾートに泊ったことがないからよく分かりませんけど、”ホテルのベッド”で使われているというと気になってきて、実際に寝心地を確かめるために家具屋さんへ行って実際に寝心地を見てみることにしました。
家具屋さんでいろんなベッドを試してみた
公式HPやレビューなどで一番気になったのが、日本ベッドのシルキーポケットだったので、それが置いてある家具屋さんに2軒行ってみました。
1軒目
まず「日本ベッドのシルキーポケットが気になっている」旨伝えて、日本ベッドのそのほかのものも交互に寝てみて寝心地をチェックさせてもらいました。
何度も比較して寝てみることで、徐々に自分好みのものがわかるようになります。
さらに、気に入った寝心地に近い他のメーカーのベッドもいくつか試しました。
こうして自分好みのものがある程度絞り込むことができるようになります。
ですが、1軒目では購入は決めませんでした。
というのも、日によって・時間によって・体調や服装によって感じ方が変わるから「自分の感覚に自信がない」と思ったからです。
あと、金額や納期についてももうちょっと良くならないかな?と思ったので、さらにもう1軒行きました。
2軒目
2軒目は自宅から歩いて行ける近所の家具屋さんでした。正直期待はしていなかったのですが、店員さんとの会話や納期、金額面が満足できたのでその場で購入を決めることができました。
無印のマットレスも候補でした
スプリング数でいうと無印も候補に挙がっていましたが、問題はスプリング数だけではありませんでした。先ほども書きましたが、表面の詰め物の硬さなども関係してくるのですよ。
ちなみに無印のものはいままで使っていたマットレスとあまり変わらない印象でしたので候補からはすぐに外れてしまいました…
スプリング数 | |
シルキーポケット シルキーシフォン シルキーパフ |
1,520 |
無印良品 増量タイプ・超高密度 |
1,640 |
無印良品 超高密度 |
1,155 |
日本ベッドのシルキーシフォンに決めた
最初はシルキーポケットのソフトかなと思っていたのですが、何度も比較して試し寝するとどうやらシルキーシフォンの方が寝心地が良いと思いました。
日本ベッドの公式HPから比較表を借りると、こんな感じです。
出典:マットレス | 商品カテゴリー | 日本ベッド -眠りから暮らしを考える
シルキーポケットの感想
シルキーポケットには、ハードとレギュラー、ソフトの3つの柔らかさがあります。
整体の先生から普通よりも柔らかめがよさそうといわれていたので、ソフトを中心に試していました。
レギュラーとソフトを比較するとレギュラーは硬く感じたし、ソフトでも他のメーカーの普通の方さに近いような印象でした。
店員さんに聞くと「ソフトでも普通と感じる人が多いので、他のメーカーの普通のかたさに近いと考えてください」とのことでした。
こういう知識は、ネットのレビューだけではなかなか得られない!ありがたや~
シルキーシフォンとシルキーパフで迷う
シルキーポケットはどの硬さでもセミダブルで17万円で、シルキーシフォンとパフはセミダブルで20万円なので、3万円違います。
今回その3万円をケチって大丈夫だろうと思っていたのですが、やはり比較していくとシルキーポケットのソフトよりももうちょっと柔らかい方がいいよなと強く感じ始め、シルキーフォンとシルキーパフのどちらかでかなり悩みました。
シフォンとパフを交互に試し寝しているうちに、もはやポケットの方は選択肢に上がらなくなりました。
1軒目では、ポケットにテンセルのベッドパッドをしてもらったらこれで十分じゃと感じたのですが、2軒目ですべてのマットレスに同じベッドパッドを敷いてもらったら感じ方が違ったのです。
シフォンとパフはどちらも柔らかいのですが、やっぱりパフの方がふわふわしていてなんだか幸せな気分になったけど、これが長時間となると…大丈夫なのかな?と自分の感覚にどんどんと自信がなくなっていきました。
店員さんに聞いてみると店員さんはパフを使っているとのこと。自分の感覚に自信がもてなくなってきたことを伝えると、そういうお客さんは結構多いらしく迷ったらシフォンにするのが無難ということでした。
その言葉で、よしシフォンにしようと決まりました。
シルキーシフォンを値段交渉したよ
1件目のお店ではいきなり買わないということを決めていたので、そこまでの値段交渉はしませんでしたが、ポケットのセミダブルで送料や今使っているものの回収代含めて15万円(税別)で、納期は14営業日でした。
2軒目では、シフォンに決めたので単純に足し算すると3万円高くなるわけですが、本体+送料+回収代のほか税込みで17万円弱となりました。
さらに納期も7日後なのでそこもかなりの高ポイントです。
ざっくり計算でいうと諸々入っても、約25%引きになりました。
30%までは値引ける人が多いらしいのですが、体がもたないのでとにかく早く納品してほしかったのと、コロナが再度拡がってきているタイミングだったので3件目は避けたいという思いから、25%引きで十分満足して購入しました。
値段交渉ってなかなかしにくいけど、家具とか家電とかは値段が高いから恥ずかしがらずやっちゃって大丈夫です。
さらに、あそこのお店では〇円になったとかネットでこんなに値引いてもらってる人が何人もいるなどの情報は有益です。
わたしも1軒目では「こんなに安くなるお店はないですよ」といわれてしまったので「さ、お店変えよう」とすぐに切り替えることができました。
1日当たり23.3円
日本ベッドのシルキーポケット、シフォン、パフは15年前後使えるそうですが、体重が軽い人であればさらに伸びで15~20年くらいだそうです。
さらに、表と裏両方使えるので、ちゃんと定期的に上下と前後を変えてあげればかなり長く使えるものだそうです。(店員さんはシーツを変えるときに回転させているらしいのですが、長くても3ヶ月に1回かえていれば大丈夫ではとのことでした。)
というわけで、ざっくり17万円を20年使う計算してみると1日当たり
170,000円÷(365日x20年)=23.3円
お得ですね!さらに23.3円を8時間で割れば1時間当たり3円ですから!もはや誤差ともいえるんじゃないの?
まあ、平均体重15年前後といっていたので15年で計算してみると1日当たり
170,000円÷(365日x15年)=31円
こう考えてみるとやっぱり安く感じますね。
いままで使っていたマットレスは3~5万円くらいだった気がするので、かなり高い買い物をした気分になりましたが、改めて計算すれば安く感じますし、毎日1本ペットボトルの飲み物を買うよりも全然安いうえに健康的な出費というか、もはや投資ですよ。
我が家にシルキーシフォンが届いたよ
購入してから7日後に納品だったので、毎日毎日自分を励ましながら過ごしていました。
とにかく24時間ずっと背中の左側が痛くて痛くて、あと3晩いまのベッドで寝ないといけないのが辛すぎる!
— どちM (@dochi_m) 2020年7月27日
どこかいいホテルに泊まりたいくらいだけど、あと3日我慢すれば毎日がホテルの寝心地になるの想像するだけで最高だな。
もう、可哀そうすぎるでしょw
で、届いたのがうれしすぎて写真撮りました!
ずっと使ってるダブルベッドのフレームにセミダブルのマットレスを乗せてます。空いたスペースにスマホとかipadとかティッシュ置けるので便利。
ロータイプのフレームだけど、すのこ状の板の下も空気がこもらないように木が組んであるので湿気知らず。
マットレスの表面はふわふわ
湿気がこもらないように側面に空気穴と、裏返すときも持ちやすい取っ手付き。
シルキーシフォンで7日間寝てみた感想
使い始めてまだ1週間ですが、かなり変わりました。
毎日寝るのが楽しみだし、朝起きて体の調子がどうなるかも楽しみになりました。
腰や背中が痛くなくなった
ポケットコイルが体の曲線に合わせて、「ちゃんと」支えてくれるのでどこかに集中して体圧がかかることもなくなったし、仰向けで眠れるようになりました。
寝つきが非常に良くなった
いままで3時間くらいかかることもあったけど、いまは30分くらいで眠れるようになった。これはかなり革命的で感動しています。
夜中や早朝に目が覚めることがなくなった
水分多めに摂った日はトイレにいきましたけど、それ以外は今のところないかな。
いままで使っていた枕が合わなくなった
これは副作用的なものです。
今まで使っていたマットレスに合わせた枕になっていたので、仕方がないとしか言いようがないです。家具屋さんで試した羽毛枕が心地よかったので、そのうち枕も変えてみようかなと思います。
優越感に浸れる
寝心地がいいので、外で変な奴に変なこと言われても「帰ったらわたしの家にはシルキーシフォンがあるんだぞ」という謎の優越感に浸れます。
と、とにかく睡眠力が向上している!
これからベッドを買い換えたい人にアドバイス
改めてまとめてみると
- レビューを信じすぎちゃダメ!
- 自分の身体に合いそうな硬さ・寝心地を見極める
- 家具屋さんでとにかく比較しまくる
- 1回寝ただけで決めず、時間や日程を変えて試してみる
- 値段交渉は積極的にしよう
あー、今日も早くベッドで寝たいなー。
追記(2020年12月9日):4ヶ月間使った感想
最近、実家の母親がシルキーパフを購入しました。(もちろん私のすすめで)
いわゆる和式の布団でずっと寝ていたこともあり、シルキーパフにしたら「柔らかすぎるかも」と言っていたのですが1週間も過ぎると「やっぱりちょうどいい」と言っていました。
私はベッドを買い換えてから4ヶ月が経ったわけですが、シルキーシフォンの柔らかさに身体が慣れて「もっとやわらかいシルキーパフでもよかったかも」と思ってみたり。
相変わらず寝心地はとても良くて、以前は体が痛くて2週間に1度は必ず整体に行っていたのが、ここ3ヶ月は通ってないなーという快調ぶりです。
いままでマッサージに費やしていたお金でシルキーシフォン買えてたんじゃないかと思います。
ほんと、ベッドは大事。