「食べたことのない物を食べる」シリーズ。今回はタコの卵です。
先日Twitterを見ていたらこんなツイートを発見しました。
魚介類コーナーですよ。 pic.twitter.com/jwU1KFjVlu
— 吉池 (@yoshiike_group) 2021年4月17日
たこの卵を食べれるかなんて考えたことなかったので、びっくりしました。 タコと言っても種類がいっぱいあるけど、「柳たこ」だそうで北海道の方ではわりとメジャーな食べ物みたいで、「たこまんま」と呼ばれているらしい。
こりゃ食べるしかない!
というわけで、休日に早起きして電車に乗り、御徒町の吉池まで行ってきました。
小さめのものを2使ってみたのですが、合わせて1100円くらいでした。
ついでに、ニタリクジラの鯨肉も見つけたので一緒に購入。ナイス!
タコの卵はこんな感じ
まずは真上から撮ってみた。
見てみてー。大きな石鹸というか、爬虫類の卵ぽい見た目。
あんまり伝わらなそうな写真だったから、斜め横からのアングルも。
爪楊枝でつついてみた。結構弾力があって、強く差してみると穴が開きました。
けど、穴が開いただけで中身は出てこない。
近くで見ると中に無数の卵が入っているのがなんとなく透けて見える。
爪楊枝で開けられなかったので、ペティナイフで切ってみたらどわーっと卵が出てきてびっくりしました。
出尽くした結果、下の写真のように卵全体が裏返りました。
一周ぐるっと観察したので、ボウルに鎮座させてみた。
ぱっと見た感じは、果物のスウィーティーの粒に似ている。向きが揃ってて美しい。
で、この卵なんですけど店員さんに聞いたらほぐした後水洗いしなくても大丈夫っていってたから、ちょっとだけこのまま食べてみよう!
試しに食べてみるよ
先ほどの塊を、筋子の要領で少しずつほぐしてみます。
こうやってお皿に移したら、何かに似ているような気がしてきた…けど、これはフルーツに似てるんだ!と自分を洗脳するのはとても重要。うん。
ちゃんとワサビ醤油とポン酢を用意して、ランチョンマットまで敷けば、これは立派な食べ物です。(洗脳) そして量もちょっと増やしてみた。
左がワサビ醤油で、右がポン酢。どっちが合うかも食べ比べ。
お箸ですくってみるとこんな感じ。とくに新しい発見はないけど、つかみにくい。
硬さはほとんどなくて柔らかい触感。
醤油につけてみたところ。
粒が小さいから、ワサビを醤油に混ぜまぜして食べる方がちょうどいい味になりました。
そしてこちらはポン酢にちゃぽんとしてみたところ。
タコの卵の味はというと、
めっちゃ濃厚!あまりクセがないのに濃厚。
タラの白子とかに近い感じです。何もつけずにたべるとほのかな塩味。
ワサビ醤油かポン酢のどっちが美味しいかというと、どっちも美味しい。
個人的な好みで言うと、より白子に近く感じられるのでポン酢。
タコの醬油漬けを作ってみる
調理法を調べると、醬油漬けにするのがメジャーな方法らしく、2-3日はこれで楽しめるらしいので早速調理!
全体的に粗くほぐしたのがこちらです。見た目があんまりよくないねー。
これは食べ物!(本日2回目の洗脳)
作り方はめっちゃ簡単で、一般的なイクラの醤油漬けとほぼ同じです。
醤油とみりんと料理酒を煮立たせて、酒を飛ばして熱が冷めたらそこにドボン!
わたしはイクラの醤油漬け作るときは卵黄をいれたり、プチっと感を強くしたいから酒を多めにいれたりするのだけど、今回はそういうの無しで一般的な味付けにしてみました。
漬けダレに入れてみたら、卵の一つ一つに縞模様がはっきりとしました。
これを冷蔵庫で一晩漬けてから食べようと思います。おやすみなさい。
ちなみに漬けたばかりの頃は、卵が浮いてたけど一晩経ったら全部沈んでました。
一晩漬けて、お昼になりました。
今日がリモートワークの日で良かった~。
見てみてー!なんかよく分からないけどキレイ。
昨日の洗脳が効いたのかすごく美味しそうに見える!ご飯にのせて食べみよう。
食べた感想は「めっちゃ美味しい」でした。
イクラの醤油漬けもいいけど、タコの卵の醤油漬けもいいねー。
イクラよりも食感がねっとりになるのに、あっさりしていて不思議。
タコの産卵は6月くらいからなので、こうやってお店に卵が出回るのは春だけみたいなので見つけたら買いですよ。
北海道の人もっと珍しい食べ物あったら教えてください。