どちらかというとMですけど教えてください

どちらかというとMの人が書いてます。まだ知らない事沢山あるので、コメントなどで教えてもらえると嬉しいです

好きなものほど、ほどほどに食べよう

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こんばんは。今日は今週のお題「人生最大の危機」を書こうと思います。

 

何年か前に、アナフィラキシーショックというものになりました。

 

アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が体内に入ることにより、複数の臓器や全身に症状が起こり、生命に危険が及ぶ過敏反応のことです。その中でも血圧低下や意識障害を伴う状態をアナフィラキシーショックと呼んでいます。

https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/anaphylaxis/

 

当時お付き合いしていた彼と、彼の好きなものを一緒に食べようと思って用意していたのですがなにやらかなりの喧嘩になり、

一人で食べてやる!!(怒)

 

と、夜中に2人分を1人でもぐもぐと食べていたのです。(むしろやけ食い)

 

なにやら違和感を感じ始める

ほぼ食べ終わったくらいのタイミングで気持ち悪くなったのを覚えています。

ですが、結構な量をしかも深夜に食べたこともあり、ただの食べすぎだろう、もう寝よと思い始めていたころに違和感を感じました。

 

Mは小さい頃、目の周りが腫れることがよくありました。

大人になってからも映画で泣いた後や、失恋して泣いた翌日なんかはかなり目が腫れてしまいます。

 

どうやら、この時もそういった感じでまぶたが腫れ始めていました。

洗面所で鏡をみると、これまでに見てきたまぶたの腫れとは比較にもならない状態です。

 

お岩さんとか見たことないですけど、そんな感じ。

狼男が初めて月を見て変体するときってこんな心境なのかなってくらい、もうヤバいヤバいよと、怖くなり心臓もバクバクしてきました。

 

そのうち心臓のバクバクも、ただの不安とか驚きが原因ではないと言ことが分かり始めます。

 

これは、アナフィラキシーってやつだ!

 

アナフィラキシーは速攻で悪化する

当時一人暮らしで彼も家にはいなかったのでひとりでどうにかしなければいけませんでした。 

症状はどんどん悪化し、喉の奥が腫れ呼吸をすると、ヒューヒューと音が鳴りはじめました。

もはや息もできないというのはこのことです。

 

携帯に手を伸ばし、119に電話をかけましたがすでに声をだしてしゃべることもできませんでした…

 

ここまで、15分もかかっていなかったと思います。

 

死を受け入れはじめる

人間は100%の確率で死ぬのですが、それを知っていても実際に死ぬときは

まさか自分が死ぬとは思っていないという場合もあるでしょう。

ですが、このときMは「ああ、自分は今日これから死ぬんだな」とはっきりと自覚しました。

 

救急車を呼ぶこともできず、むしろ来てもらってもその時は手遅れだと確信しました。

 

息ができなくて息苦しいはずなのに、さほどの苦しさも感じず意識が遠のいていきました。

遠のく意識の中で、死ぬことにに対して嫌だ!とか思う事もなく、「まあ、いい人生だったんじゃないかな」とか「親がきっと泣くだろうな」とか「結婚したかったなぁ」などと考えていました。

 

走馬燈みたいなものは一切みませんでしたので、Mの脳みそはかなりロースペックですね…

 

そして、再び目が覚める

で、そのまま意識がなくなって死ぬかと思いきや

翌朝ね、目覚めちゃったんですよ!!

 

自分でも「生きてた!?」ってびっくりしました。

 

けど、一人暮らしなの自分の部屋なので幽霊になっちゃったの?みたいな
何が何だかわからない ”私は誰?” 状態です。

 

とりあえず洗面所にいって顔をみると、お岩さんがそこにいました。

これはこれで、絶望感がすごかったですね。

 

ここまで1000文字くらい費やしちゃいましたけど、

いやマジでこの瞬間が人生最大の危機でした。

 

「結婚したかったな」とか思っちゃいましたけど、この顔じゃ結婚できない!無理ぃ!っていう状態の顔でしたから。。。

 

とりあえずアレルギー系の病院を探して、サングラスして病院に行ったんですけどね

「なんで救急車呼ばなかったの!死ぬとこだったよ!」って怒鳴られました。

この時の先生とはこの後長い付き合いになるんですけど、患者さんに大声を出すタイプの人じゃないんですよ。

そのくらい傍目にもヤバかったってことです。

 

ま、死ぬとこだったってのは身をもって体験しましたけどもね。

 

とりあえず、点滴をしてもらったら目のはれ具合は50%くらいになりました。

その時の50%というのは、両目ハチに刺された?っていうレベルです。

朝の時点では、目が3mmくらいしか開けられませんでしたから。視界が狭くて狭くてほんと不便でしたもん。

 

翌日も点滴をしてもらいました。

こういうアレルギーは、一度なると普段は大丈夫なものにでも反応してしまうらしく、しばらくはお薬を処方してもらいました。

その間にも、同じ食べ物を多く食べるとまぶたが腫れることが何回かありました。

 

なので、それ以降は食事をするときは少しずついろんなものを食べるように気を付けるようになりました。

とくに好きなものほどたくさん食べたくなるのですが、ほどほどにしておかないと
今度こそ死んじゃいますからね。

 

好きなものが一生食べれなくなるなんて地獄ですよ。

 

 

あー、桃を死ぬほどたくさん食べたいなー。

(桃アレルギーではありません)

 

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