食べたことのない物を3つ以上食べるというのが2020年の目標のひとつでした。
振り返ってみると今年は2つクリア(オートミールと鱧しゃぶ)していて、残りはあと1つという状況の中、9月の終わりにこんなツイートを見かけました。
大滬邨(だうつん)@池袋。雑多な界隈にある一見では入りにくい上海料理店。こわごわ座ったら、次から次へ「食べたことないけど、めちゃおいしい料理」が出てくる。甘めの味付けが懐かしくなじみやすい。でもおうちでは再現できない味!中国文化に詳しい方からお話を伺えて好奇心も満たされる夜でした pic.twitter.com/rFQIxnf7tJ
— ぶち猫 (@buchineko_okawa) 2020年9月30日
「食べたことないけど、めっちゃおいしい料理」というのはかなり理想的です。行くしかないでしょ!というわけで首を長くしつつ、ようやくお店に行くことができました。
先ほどのツイートのぶち猫さんが「事前に電話予約したほうがよい」とアドバイスをくれたので、電話で予約しました。
電話で「なにか食べたいもの」はあるか聞かれ、酔っ払い蟹が気になっていたので念のため「酔っ払い蟹は予約なしでもいつでも注文できますか?」と聞いてみたら予約しないと出せないとのことでした。ほんと、電話してよかった!
その他は何がおすすめなのかよく分からなかったので、酔蟹のほかは当日注文するスタイルに。
- 見た目が最高!「上海味噌味アヒル」
- 初めて食べる「酔蟹」
- タウナギって何?「田鰻の上海風炒め」
- 「空豆」って枝豆のかわりなのかな
- 揚げ豚肉の山椒塩和え
- メニューにご飯がない。炭水化物が食べたいなら「塩味餅あげ」
- まとめ
見た目が最高!「上海味噌味アヒル」
これで1200円って信じられない!しかも早く出てきた。あったかいのかと思いきや、冷菜だったみたい。
ナイスルッキング!そして黒くて甘いタレにアヒルのちょっとスモーキーな味がめっちゃ合う料理でした。
写真から伝わるからこれ以上語る必要もなさそう。
初めて食べる「酔蟹」
先に言うと、これめっちゃ食べるの大変。ほんと大変。けど美味しい。
食べたことのない物だし、こんな食べ方も初めて!
紹興酒漬け生の蟹で、自分で解体しつつチューチューと吸いながら食べるのですが、紹興酒が手についたりテーブルに垂れるので2品目なのにおしぼりおかわりしました。
お店のおじちゃん曰く、「若い頃は好きでよく食べてたけど今は歯が丈夫じゃないから食べられない」とのこと。
聞いたときはよくわからなかったけど、脚を食べ始めるタイミングで激しく共感。足を歯でガリっと噛んで中をチューチュー吸う感じで食べるから、歯が頑丈じゃないとこれは食べれない。
タウナギって何?「田鰻の上海風炒め」
初めて聞いた「タウナギ」です。食べログとかの写真みてもよくわからず、小さい魚がいっぱい入ってるのかなと思ってたけど「タウナギ」でググってみたら全然大きかった。西日本にはけっこう生息しているらしいので、釣りに行きたい。
味はというと、よく分からないけどめっちゃ美味しい。タウナギという素材自体が美味しいのか、レシピが美味しいのか、作ってる人がめっちゃ天才なのか分からないけど美味しい。
真ん中にあるのは多分ニンニクで、これがまたいい演出してました。
「空豆」って枝豆のかわりなのかな
この時点で何頼んでも美味しいと十分わかり、ちょっと野菜も食べたいよねということで「空豆の葱香り」というものを注文しました。
すんごいこんもりと出てきたので、もしかして空豆って枝豆の代わりなのかなって思いました。違う?
食べ進めるとソースぽいとろみがお皿に溜まってて、このソースがまた美味しい。
最初は皮をむいて食べてたけど、皮をむかない方がソースも味わえて美味しい食べかただと思います。
揚げ豚肉の山椒塩和え
なんとなくガツンと来るもの食べようよということで頼んだけど、見た目はから揚げ風なのに結構あっさりしててあっという間になくなりました。
シンプルだけどまた食べたいと思う一品でした。店員さんはこれ好きみたい。
メニューにご飯がない。炭水化物が食べたいなら「塩味餅あげ」
友人が「ご飯が欲しくなってきた」と言っていたけど、あいにくメニューにはなかったのでなんとなく炭水化物っぽい物を注文。
餅を揚げたものが出てくるのかなって想像してたら、米をめっちゃギュって四角に固めて揚げたものが出てきました。
割って中をみると、これでもかと言わんばかりの白米!しかもデカい。
ちぎりながら食べます。
米が詰まっているので、すんごい量の炭水化物。一緒にいた友人もギブ!ってなってた。
そのままでも美味しいですが、最初に頼んだアヒルのたれをつけながら食べるのもおいしかったです。タイ料理の「空心菜のオイスター炒め」のソースに、カオニャオ付けて食べるのと似てるなと思いました。
まとめ
とにかく美味しかったので、ぜひまた行きたいです。
お客さんは中国の人が多いようで、異国情緒溢れてました。(席に座ったら「日本人ですか?」と店員さんに聞かれたくらい)店員さんも日本語はカタコトで、それも良い。
今回頼まなかった料理もいままで食べたことのないだらけ(むしろ食べたことあるのあったかな?)でしたし、それが全部美味しいって奇跡!
上海料理最高!
これで2020年「食べたことのない物」を3つ食べるはクリア。