まだまだ続くコロナ渦ですが、わたしは2回のワクチン接種(ファイザー製)が完了しました。
アナフィラキシーショックを過去に3度も経験しているので、不安があったけど右の肺が3割しか機能していないのでどちらを取るかと言われれば、4度目のアナフィラキシーを覚悟したうえでの接種を希望しました。
まだ接種できていない人もいるので、どんな副反応があるかの一例としてTwitterで記録していた内容を、記事化します。
アナフィラキシー持ちの人にワクチン接種を勧める記事でもないですし、私より強く副反応が出る人もいるので「へぇー」くらいに思ってくれれば幸いです。
コロナワクチン接種まで
今年の2月、ワクチン接種のコールセンターがあると聞いて電話してみたところ対応した人が「コールセンターでは回答しかねるので、厚生労働省に電話してほしい」と言われました。
そして回答はというとこんな内容でした。
アナフィラキシー持ちなので厚生労働省の相談窓口に電話したら【過去にアナフィラキシーになった人はファイザー社のワクチン接種を受けられない人】という回答でした。
— どちM (@dochi_m) 2021年2月17日
こんな人もいるので接種出来る人はみんな接種してね。#ワクチン接種できない #アナフィラキシー
そっかー、やっぱワクチンは受けれないんだなーと受け入れていたのだけど、エピペン(アナフィラキシーショックの時に自分で打つ注射)の更新でいった病院でなんと打てるといわれてびっくりしました。
エピペンの使用期限が切れてたから病院へ更新しに行ってきた。期限近くにメールでお知らせ来るようにしてたのに気がつかなかった。
— どちM (@dochi_m) 2021年4月17日
先生にコロナワクチンについて話してたら「私は受けても大丈夫だと思います」って言ってた。誰を信じたらいいんだべ?
結局、この病院からワクチン接種の電話がきて接種することになります。
病院ではアナフィラキシーが起こる確率も高いので処置スタンバイするため、普通の人が接種する時間帯ではなく、別に時間を設けてもらっての接種となりました。
とくに何も起きず無事にこうやってブログを書くことができているのですが、いま思えばもっと慎重にするべきでした。(理由はブログの最後に書きます)
最初厚生労働省に電話したときに見たHPでは「過去にアナフィラキシーになった人はファイザー製のワクチンは接種できない」と記載がありました。
さっき、同じように調べたら
ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
という記載に変わっていました。
なので、過去アナフィラキシーショックになったひとの全員が、接種できないというわけではないということですね。
1回目のワクチン接種
1回目は7月9日でした。持ち物は普通の人と同じように接種券のみ。(本当はお薬手帳とかも言われていたようないなかったような…)
何かあったときのためにと、一応お財布の中には保険証や運転免許証を入れておきました。
持って行く必要がないと言われてはいたけど、念のため自分のエピペンも持参。
実家にもこの日接種するよとも伝えておきました。
病院についてから、体温と血圧を測ってそのまま接種。
いつも会社でやっているインフルエンザのワクチン接種よりも痛くなかったです。
一般的にもワクチン接種後にアナフィラキシーを起こす人もいるらしいので、30分間は様子見で病院で待機していましたが、特になにもなかったので帰宅。
ファイザーのワクチン打ってきたー
— どちM (@dochi_m) 2021年7月9日
アナフィラキシー持ちだけど、今のところ特に何もなし。
そして4時間後くらいから打った方の部分から徐々に筋肉痛らしきものが始まりました。
局所的な筋肉痛のみで、発熱とかもなかったです。
4時間くらい経って、腕がそろそろ痛くなってきた。肩に近いところから徐々に肘まで広がってきてる感じ。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月9日
熱はまだない。 https://t.co/4MEN55zuSu
普通にその日は過ごしましたが、寝るときとか結構痛かったですね。
翌朝も熱はなくて、ただ腕が上がらないという状態でした。
#ワクチン接種 翌朝の発熱なし。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月9日
腕は打った部分の周辺筋肉だけが痛い。前と後ろには動かせるけど、横方向は身体から30cmくらいしか動かせない。
昨夜は打った腕を下にして寝ると痛かった。今も押すと痛いけど、腫れたり赤くなったりはしてない。 https://t.co/N4ehshmjk9
そして24時間たって、それ以上の症状がでることもなく終了しました。
#ワクチン接種 24時間経った。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月10日
まだ局所的に痛みはあるものの、腕は肩の高さまで上がるようになったし全然平気。
熱も出なかったし、ダルさもなかったからキムチ鍋作ったり、調味料の断捨離してました。
2回目は30日に接種予定。 https://t.co/Q0f87GLFRJ
病院での接種だったので、カロナールという解熱剤を30錠もらっていたけど1回も使わなかったです。
2回目のワクチン接種
3週間後の7月30日に2回目の接種となりました。
会社で職域接種をしており、まわりの同僚たちは1回目よりも2回目発熱や嘔吐でお休みの人が多くて、2回目は結構ビビっていました。
準備は1回目よりも念入りに、食事はカレーの他にウイダーのゼリーも用意しました。そのほか冷えぴたや前回の時にもらったカロナール、スポーツドリンク。
今日はこれから2回目のワクチン接種だから準備した。弱ってる時にグリーンカレーはどうかとも思うけど…夏だからね!#ファイザー #ワクチン2回目 pic.twitter.com/7RaKUQ0Vr1
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
ビビりつつも2回目の接種ですが、前回同様体温と血圧を測りました。
もともとかなりの低血圧(上が80台)なのですが、接種した後に血圧が接種前よりも少し下がっていたためしばらく診察室で様子をみることになりました。
アナフィラキシーでは急に血圧が下がることもあるので、そこを先生がとても心配したみたいです。
けど、気分が悪くなるなどの変化もなかったので30分待機して帰宅。
元気なうちに栄養を摂取しておこうと思って、お気に入りのラーメン屋さんに寄り道。
アナフィラキシー 持ちだけど、ファイザーのワクチン2回目接種完了。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
帰り途中にラーメン食べてる。
この後少しずつ記録していきまーす。#ワクチン2回目 pic.twitter.com/IvmlMAuxmb
3時間後に打った肩が痛くなり始めました。
3時間経過。腕が痛くなってきた。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
9時間後、なんとなく頭痛が始まってここでさらにビビり始めました。
というのも会社の子にきいたら「お昼に打って、寝る時間くらいにすごい頭痛になって、身体も痛くて一睡もできなかった。頭痛はいままでの人生でTOP3に入る痛さだった」と言っていたから。
その頭痛が始まるのかと思って早く寝ることにしました。
9時間経過。少し頭痛が始まってきたような気がする。会社の子は頭痛と関節痛で眠たくても寝れなかったって言ってたから、今日は早めに寝よう。#ワクチン2回目
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
早く寝たせいで、朝の6時に起床。ワクチン接種から16時間が経っていました。
関節痛が結構辛くて、最初は左腕→左足→右腕→股関節という順番で痛くなりました。
なぜか右足は痛くならず、お尻の筋肉と股関節がすごく痛かったのはなぜなんだ?
16時間経過。早く寝たけど、関節痛で何度か起きて結局早起きに。いまの体温は37.0°。関節痛は手の指もピシッと痛かった。あと謎にお尻が筋肉痛。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
この後熱上がるかもだから用意してたカレー食べよう。#ワクチン2回目
夜中に目覚めたとき毎回体温測っていて36.5ばっかりだったけど、なんだか身体の中に熱を持っている気がしていました。
翌朝の37度でようやく微熱だ!という感じ。
もしかして今日はこれから発熱するかもしれない!と思った矢先、事件が起きました。
ねえねぇ、このタイミングで体温計の電池切れるとかある⁉️
— どちM (@dochi_m) 2021年7月30日
去年買ったばかりだから見落としてた…こらからワクチン接種する人は体温計の電池に注意したほうがよいですよ‼️ pic.twitter.com/b8TQXCGn7i
おいおい、マジですか?ってなりました。
元気なうちにと、朝7時に電池を買いに行ったよ!
その日の昼間は、37.0~37.4を行ったり来たりでした。
37.5超えたらカロナール飲もうと思っていたけど超えなかった…
ファイザー2回目のワクチン接種から24時間経った。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月31日
腕と下半身が痛いけど、たいした頭痛もなく37.3℃程度の微熱とだるさだけ!
用意してたカレーも元気にたいらげ、食後にパピコも食べた。私の免疫力低いんだろな〜#ワクチン接種2回目
ただ、股関節がひどかったからもしかしてカロナール飲んだら治るのでは?と思って1回だけ飲んでみました。
早起きしたから眠くて昼寝して起きたら、全てがいつも通りに。
ワクチン接種2回目から30時間。
— どちM (@dochi_m) 2021年7月31日
夕方まで昼寝してたんだけど、微熱も筋肉痛も全てなくなってた。
むしろいつもより元気‼️
これにてワクチン接種の経過観察終了。#ワクチン接種
アナフィラキシー持ちはもっと慎重にしたほうがいい
結局のところ私はたいした副反応もなく終了しました。
むしろ、聞いていた他の人よりも軽い症状で終わったのはとてもありがたいことだったと思います。
ですが、今回経過観察が終わってから自分はなんて危ない橋を渡っていたのか!ととてつもない恐怖感をおぼえました。
もう10年以上前の話ですが、私が初めてアナフィラキシーショックになった時のことです。その時は、いろいろな全身症状があったのですが、特にひどかったのが気管が腫れてしまって呼吸ができなくなり救急車を呼ぼうにも話すことができずあたふたしているうちに気を失ったのです。
私はその時「ああ、いまから死ぬんだな」と思いました。翌日床に倒れていることにきがついて「あれ?生きてる??」となったのです。
この話で一番重要なのは「気管が腫れて息ができなくなる」ということです。
アナフィラキシーだと危機迫った状況でも、気管が腫れていると病院への搬送を断られることがあります(私は夜間しか経験ないので昼間だと違うのかも)。
これ救急車の中でやりとり聞くんだけど、ひどいよね。死にそうなのに「うちには来ないで」って見捨てられるのよ。
今回わたしが接種した病院は外科がない「アレルギー科」だけの病院でした。
もしわたしが、万が一接種後に気管が腫れて息ができなかった場合、エピペンあってももしかしたらヤバいことになった可能性もゼロではないのでは?と思います。
となるとアナフィラキシー持ちの人は、大きい病院で接種するのがおすすめです。
「エピペンあるし大丈夫っしょ」っていうのは、甘く考えすぎていのかもしれません。
なにはともあれ、過去アナフィラキシーショックに3回もなった私ですが、何後もなく接種が終了してよかった。という記録でした。