どちらかというとMですけど教えてください

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アナフィラキシー持ちがコロナワクチン接種した記録

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まだまだ続くコロナ渦ですが、わたしは2回のワクチン接種(ファイザー製)が完了しました。

アナフィラキシーショックを過去に3度も経験しているので、不安があったけど右の肺が3割しか機能していないのでどちらを取るかと言われれば、4度目のアナフィラキシーを覚悟したうえでの接種を希望しました。

まだ接種できていない人もいるので、どんな副反応があるかの一例としてTwitterで記録していた内容を、記事化します。

アナフィラキシー持ちの人にワクチン接種を勧める記事でもないですし、私より強く副反応が出る人もいるので「へぇー」くらいに思ってくれれば幸いです。
 

 

コロナワクチン接種まで

今年の2月、ワクチン接種のコールセンターがあると聞いて電話してみたところ対応した人が「コールセンターでは回答しかねるので、厚生労働省に電話してほしい」と言われました。

そして回答はというとこんな内容でした。

 

そっかー、やっぱワクチンは受けれないんだなーと受け入れていたのだけど、エピペン(アナフィラキシーショックの時に自分で打つ注射)の更新でいった病院でなんと打てるといわれてびっくりしました。

 

 

結局、この病院からワクチン接種の電話がきて接種することになります。
病院ではアナフィラキシーが起こる確率も高いので処置スタンバイするため、普通の人が接種する時間帯ではなく、別に時間を設けてもらっての接種となりました。

とくに何も起きず無事にこうやってブログを書くことができているのですが、いま思えばもっと慎重にするべきでした。(理由はブログの最後に書きます)

 

最初厚生労働省に電話したときに見たHPでは「過去にアナフィラキシーになった人はファイザー製のワクチンは接種できない」と記載がありました。
さっき、同じように調べたら

ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方

という記載に変わっていました。
なので、過去アナフィラキシーショックになったひとの全員が、接種できないというわけではないということですね。

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

 

1回目のワクチン接種

1回目は7月9日でした。持ち物は普通の人と同じように接種券のみ。(本当はお薬手帳とかも言われていたようないなかったような…)

何かあったときのためにと、一応お財布の中には保険証や運転免許証を入れておきました。
持って行く必要がないと言われてはいたけど、念のため自分のエピペンも持参。
実家にもこの日接種するよとも伝えておきました。

 

病院についてから、体温と血圧を測ってそのまま接種。
いつも会社でやっているインフルエンザのワクチン接種よりも痛くなかったです。

 

一般的にもワクチン接種後にアナフィラキシーを起こす人もいるらしいので、30分間は様子見で病院で待機していましたが、特になにもなかったので帰宅。

 

そして4時間後くらいから打った方の部分から徐々に筋肉痛らしきものが始まりました。
局所的な筋肉痛のみで、発熱とかもなかったです。

 

普通にその日は過ごしましたが、寝るときとか結構痛かったですね。
翌朝も熱はなくて、ただ腕が上がらないという状態でした。

 

そして24時間たって、それ以上の症状がでることもなく終了しました。

 

病院での接種だったので、カロナールという解熱剤を30錠もらっていたけど1回も使わなかったです。 

 

2回目のワクチン接種

3週間後の7月30日に2回目の接種となりました。

会社で職域接種をしており、まわりの同僚たちは1回目よりも2回目発熱や嘔吐でお休みの人が多くて、2回目は結構ビビっていました。

準備は1回目よりも念入りに、食事はカレーの他にウイダーのゼリーも用意しました。そのほか冷えぴたや前回の時にもらったカロナール、スポーツドリンク。

 

ビビりつつも2回目の接種ですが、前回同様体温と血圧を測りました。
もともとかなりの低血圧(上が80台)なのですが、接種した後に血圧が接種前よりも少し下がっていたためしばらく診察室で様子をみることになりました。

アナフィラキシーでは急に血圧が下がることもあるので、そこを先生がとても心配したみたいです。
けど、気分が悪くなるなどの変化もなかったので30分待機して帰宅。

元気なうちに栄養を摂取しておこうと思って、お気に入りのラーメン屋さんに寄り道。

 

 

 3時間後に打った肩が痛くなり始めました。

 

 9時間後、なんとなく頭痛が始まってここでさらにビビり始めました。
というのも会社の子にきいたら「お昼に打って、寝る時間くらいにすごい頭痛になって、身体も痛くて一睡もできなかった。頭痛はいままでの人生でTOP3に入る痛さだった」と言っていたから。
その頭痛が始まるのかと思って早く寝ることにしました。

 

早く寝たせいで、朝の6時に起床。ワクチン接種から16時間が経っていました。
関節痛が結構辛くて、最初は左腕→左足→右腕→股関節という順番で痛くなりました。

なぜか右足は痛くならず、お尻の筋肉と股関節がすごく痛かったのはなぜなんだ?

 

夜中に目覚めたとき毎回体温測っていて36.5ばっかりだったけど、なんだか身体の中に熱を持っている気がしていました。
翌朝の37度でようやく微熱だ!という感じ。

 

もしかして今日はこれから発熱するかもしれない!と思った矢先、事件が起きました。

 

おいおい、マジですか?ってなりました。
元気なうちにと、朝7時に電池を買いに行ったよ!

 

その日の昼間は、37.0~37.4を行ったり来たりでした。
37.5超えたらカロナール飲もうと思っていたけど超えなかった…

 

ただ、股関節がひどかったからもしかしてカロナール飲んだら治るのでは?と思って1回だけ飲んでみました。
早起きしたから眠くて昼寝して起きたら、全てがいつも通りに。

 

アナフィラキシー持ちはもっと慎重にしたほうがいい 

結局のところ私はたいした副反応もなく終了しました。
むしろ、聞いていた他の人よりも軽い症状で終わったのはとてもありがたいことだったと思います。

ですが、今回経過観察が終わってから自分はなんて危ない橋を渡っていたのか!ととてつもない恐怖感をおぼえました。

 

もう10年以上前の話ですが、私が初めてアナフィラキシーショックになった時のことです。その時は、いろいろな全身症状があったのですが、特にひどかったのが気管が腫れてしまって呼吸ができなくなり救急車を呼ぼうにも話すことができずあたふたしているうちに気を失ったのです。

私はその時「ああ、いまから死ぬんだな」と思いました。翌日床に倒れていることにきがついて「あれ?生きてる??」となったのです。

この話で一番重要なのは「気管が腫れて息ができなくなる」ということです。

 

アナフィラキシーだと危機迫った状況でも、気管が腫れていると病院への搬送を断られることがあります(私は夜間しか経験ないので昼間だと違うのかも)。
これ救急車の中でやりとり聞くんだけど、ひどいよね。死にそうなのに「うちには来ないで」って見捨てられるのよ。


今回わたしが接種した病院は外科がない「アレルギー科」だけの病院でした。
もしわたしが、万が一接種後に気管が腫れて息ができなかった場合、エピペンあってももしかしたらヤバいことになった可能性もゼロではないのでは?と思います。

となるとアナフィラキシー持ちの人は、大きい病院で接種するのがおすすめです。
「エピペンあるし大丈夫っしょ」っていうのは、甘く考えすぎていのかもしれません。

 

なにはともあれ、過去アナフィラキシーショックに3回もなった私ですが、何後もなく接種が終了してよかった。という記録でした。

 

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